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イスラエルのネタニヤフ首相=AP

 パレスチナ自治区ガザでイスラム組織ハマスとの戦闘を続けるイスラエルの首相府は3日、停戦交渉の仲介役を務めるカタールに対し、「二股をかけるのをやめ、文明の側に立つのか、ハマスの野蛮さの側につくかを決めるべきだ」とする声明をX(旧ツイッター)に投稿した。

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 ガザの停戦交渉をめぐり、カタールは米国、エジプトとともに仲介役を務めてきた。ハマスと1月中旬から停戦していたイスラエルは3月18日にガザへの攻撃を再開。さらに軍事作戦を拡大して、人質解放に向けたハマス側への圧力を強める構えだ。しかし、恒久的な停戦とガザからのイスラエル軍の撤退を求めるハマス側との折り合いがつかず、交渉は停滞している。

 首相府は声明で、「イスラエルは正しい方法で正義の戦争に勝利する。ネタニヤフ首相はこの戦争を文明と野蛮の戦争だと定義している」とした。

 これに対し、カタール外務省…

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